年頭のご挨拶

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ご訪問いただきありがとうございます。

ご挨拶前にまず年明け早々起こりました能登地方の地震、羽田空港での事故、その他の災害・事故に不幸にして遭遇された皆様に、心よりのお見舞いを申し上げます。失われた命に対しては心よりのご冥福をお祈りし、その後遺族の皆様には衷心よりのお悔やみを申し上げます。そして被害に遭われた皆様に、一日も早く平穏な日常が戻ってくることを心より願っておりますことをお伝えいたします。

2024年が始まりました。21世紀もすでに四半世紀を過ぎようとしております。そして冒頭にもお見舞いの言葉を申し述べなければならなかった通り、この世界は決して安穏に生き続けられる場所ではございません。もちろん、我々一人一人の力には限界があります。世界の大きなうねりの前では一人の人間は全く無力だと言っても過言ではありません。

ただし、その中にあっても、我々には「知性」「言語」という武器がございます。「武器」という言葉が穏当を欠くというのであれば、「生きる縁(よすが)」とでも呼びましょう。

ヒトという生物は、哺乳類の中でも身体能力が高いとは申せません。そのヒトが「人」となりこの世界で生き抜くことができたのは、この2つの能力のおかげあることは言を俟ちません。もちろん「知性」は一人の個体の脳内での現象ですが、「言語」という伴侶を得たことによって、複数の個体が力を合わせることが可能になりました。その意味で、言語は私達が生き延びるための翼です。

当塾は、学習塾という体裁を取りながら、受講生の殆どは成人の方々であるという、運営者である私の目から見ても不可思議な存在としてこの地にほんの小さな根を生やしております。それは、少なくとも一定数以上の皆さまが、「知性」とそのオペレーションシステムである「言語」を重視してくださっているが故だと考えております。その意味におきまして、当塾が存続していることは、この国も、そしてこの世界もまだまだ捨てたものではないことの、希望の灯であると我田引水の自負を持っております。

英文法講座を基本とする当塾の各講座は、そういう皆様のニーズになんとかお応えするべく、質・量ともに今後も充実を図っていく決意です。もちろん、そのためには皆様のご支援が必要です。ご自身の知性・言語のあり方をより良くしていきたいというお気持ちを今後も持ち続けていただき、そのきっかけを当塾の授業に求めていただければ、当塾としてはこれにすぎる喜びはございません。

拙い年頭のご挨拶を最後までお読みいただきありがとうございました。皆様のこれからのご健勝とますますのご活躍をお祈りいたします。繰り返しになりますが、被災されました皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして受験生の皆様はまもなく始まる本番に向けて、最後の追い込みに日々全力を尽くされますように。

2024年1月吉日

西進塾代表: 富田一彦

お問い合わせ・お申し込みは:seishin@tomita-english.com