年末のご挨拶

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ご訪問いただきありがとうございます。本年は世界中の人にとりまして、まさに空前絶後の一年であったことは言を俟ちません。そして、そうであるからこそ、周囲の世界を正直に見て、既成の常識にとらわれず自身の進路を決めることが求められるという、人類にとって本来生存の基本中の基本となるあり方の重要性が、これまでになく認識された年であったと言えましょう。もちろん、先を見通すことはできません。今はっきりわかっているのは、今の危機はいずれ必ず終わるということだけです。でも、私達は、今この場で何をすべきかを決めなくてはなりません。そういう、少し穏当を欠く言い方をさせていただくならば、貴重な環境に今私たちは身をおいているわけです。身の安全を図るために、今は一人であることが推奨されていますが、一人でただあるのか、一人でなにかに取り組むのかでは、そこに大きな違いがあると考えられます。Stay homeはそれでよしとして、それでどうするか、が重要ではないでしょうか。

Stay home, and What is the next move ?

そういう思いを噛み締めながら年を越したいと個人的には思っております。茫漠たるこの世界にあって、当塾のような小さな存在に一体何ができるのか。これは当塾の創立以来、常に最も重要な問いです。それは今も変わりません。むしろ今のような状況だからこそ、他のどこでも得られない何かをどうご提供していくかを考えることが大切であると痛感しております。

当塾のウェブサイトをこうしてご覧いただいている皆様にも、このような思いをぜひ共有していただき、それぞれの皆様にとりましての次の一手をお考えいただければ幸甚に存じます。

ご健康に留意され、良い年をお迎えくださいますように。

2020年12月31日

                              西進塾塾長

                               富田一彦