中学生高校生のこと

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2016年11月執筆

西進塾に私が直接関与して以来、私が教えるに至った中学生、高校生は残念ながらほぼおられません。特に、私にとってはありがたいことでもありますが、大人の受講生の方が集まるに連れ、子どもさんや、あるいはそういう年頃の子供をお持ちの親御さんが、寧ろ当塾を敬遠しておられるのかもしれないと思います。確かに、奉職している予備校との関係もあり、受験生と銘打たれた人々を私が当塾で指導することは基本的に避けたいと思います。ただし、その前の段階、基礎力養成段階ではその限りではありません。ただ、私が直接関与してはいないのですが、現在や過去に当塾に通っていただいた中学生、高校生の皆さんのご様子を拝見していると、1つ問題があります。私が教える英語は、その入口のところだけがですが、学校で教わることとは全く違う、ということです。なので、週に一回程度授業を聞くだけでは、学校の授業にかき消されてしまって定着しないのです。

これは年令に関係ない話でもあるのですが、最低限お願いしたいことがあります。何よりも受講生本人のモチベーションを確保すること。やりたくない勉強に言い訳代わりにお付き合いする余力は大変失礼ながら私にはありません。もう1つ、最低一年、やめずにお付き合い頂くこと。なるべく最小限にまとめつつ英語への理解を深めていくように教材を用意しますが、それでも本当に全体像が見えて動かせるようになるには最低半年、それが定着するには最低一年かかります。その間ぐらつかずに勉強して頂くことが条件です。勿論費用も決して安いとはいえません。その点も含めてきちんと覚悟を決めてお越し頂きたいと思います。もちろん、その覚悟を必ずや受け止めさせていただくことはお約束します。