英語基本動詞集verbs

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英語は「文型」というシステムによって統語(言葉同士の関係を規定し、意味のつながりを明確にする機能のこと)を行っている言語です。このような言語を「構造語」といいますが、こういう言語の一つである英語においては、将棋をやる時にそれぞれの種類の駒がどのような動きをするのかを覚えておかないと対処できないように、それぞれの動詞が取りうる「文型」を覚えておかないと文を解読することも、文を組み立てることもできません。なので、動詞を覚えるにあたって、ただ「意味」だけを覚えるのではなく、その動詞の取りうる文型をきちんと記憶しておくことが重要です。しかもanswerとreplyのように、「意味」という面では大きな違いはないのに、取ることのできる文型が異なっている動詞もあります。ですから、英語学習を進める上では、動詞の文型の記憶は避けて通れないことです。

ただ、動詞の文型を覚えるのに辞書を使うのは、正直言ってあまりお勧めできません(誤解なきようお断りしておきますが、辞書には様々な効用や、有効な活用法がございます。ここではあくまで「動詞を合理的に整理・記憶する」という用途に限った話をしているのだということを正しくご理解ください)。英文法講座等で必ず話すことですが、辞書は例えてみれば「昆虫図鑑」のようなものです。昆虫図鑑にはこの世界に存在する、あるいはかつて存在したすべての虫が収録されています。楽しみのために読むのには適していますが、今野原にいる虫を知るには量が膨大に過ぎます。

勿論、辞書が「昆虫図鑑」のようになってしまうのは、辞書ばかりの罪だとは申せません。辞書は出版物であり、不特定多数の人々の手に渡ります。すると、一部の人からクレームが来るわけです。「この意味は、かのシェイクスピアが使った用例がある(現存する用例はそれ1回しかないんですが)。それを載せていないとはけしからん。」勿論、こういう人々は決して悪意でこのようなクレームを付けるわけではなく、善意で教えてくださっているのですが、出版社としてはそういうクレームを受けることはできるだけ避けたいので、そういう珍しい意味や用例もすべて収録しておこうという無難な道を取ることになります。そのせいで結果的に「昆虫図鑑」になってしまうのです。

一方Verbsは、そのような一般の流通には乗せておりません。ウェブサイト(まさにこのページのことです)や英文法講座の授業を通じて、その趣旨を理解していただける方にのみお譲りする、という形態を取らせていただいております。その基本コンセプトは「基本動詞を覚えて活用したい、でも、辞書を見ると情報が多すぎてどこまでを利用したらいいかが分からない」という声に応えることです。そこで、それぞれの動詞の特徴に注目し、必要な知識だけを明確に拾い上げて提示することにしたのです。従いましてVerbsでは、学問的な厳密さを追求することはやめ、実用上問題のない範囲に知識を絞り、しかもただ覚えたことを吐き出すだけではなく、覚えたことが未知のことに応用できるように、そして動詞の意味がただの訳語ではなく、文中のほかの言葉と言葉を活かすきっかけになるように、通常とは違った切り口から動詞の有様を解説します。解説及び例文は音源を用意してあります。例文の音読は、日本在住のイギリス人英語講師Peter Chumbley先生です。解説部分は、わたくし富田が担当しています。更に、動詞の文型ごとの意味や、句と節を理解する上で必要な知識をまとめた下敷きも付属します。なお、オプションとして、verbsに準拠した問題集もございます。演習によって知識の定着を図るのに最適です。

興味を持たれた方は以下のリンクを辿ってより詳しい説明のページをご覧ください。

※情報の一部が古くなっております。現在はCDは付属しておらず、別の形での音源提供となります。

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